【現役看護師の体験談】誤薬を隠蔽してもう辞めたい時の対処法|与薬インシデントの事例あり

こんにちは、現役ナースのぷろぽです！

と思ったことはありませんか？

もし誤薬の隠蔽がばれてしまったら、フリー業務となり仕事を任されなくなったり、異動させられたり、最悪の場合、職場を辞めざるおえない状況まで追い込まれるかもしれません。

職場環境が原因である場合は、早めに転職することをオススメします！

この記事では、現役ナースの体験談から「誤薬の隠蔽をしてしまった・与薬インシデントの多い看護師のあなた」に以下のことが分かります。

この記事を読むと、誤薬の隠蔽をしてしまい罪悪感で胸が苦しくなくなり、与薬のインシデントがぐんっと減ります！

看護師がハマる与薬に関するインシデント事例を紹介

看護師がハマる与薬に関するインシデント事例

ビーフリードが開通されずに投与が開始されていたことに気が付いた。

「公益財団法人日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業」より

「自分で飲むからそのままちょうだい」との患者の申し出により、薬包ごと患者に渡したところ、そのまま飲み込んでしまった。約20分後吐き出すも、看護師の介入に抵抗が強く再度飲み込んでしまった。看護師による2回目の吐き出しの目視確認はできていないが、ＣＴ、ＸＰ上では体内の残遺は確認できなかった。

「公益財団法人日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業」より

発熱時の指示を入力する際、アセリオ80mg 160mL/hを点滴静注とするところ、「mg」と「mL」の単位を間違え、アセリオ80mL 160mL/hで点滴静注とした。

「公益財団法人日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業」より

ミオコールの投与ラインの三方活栓の向きが誤っており、ミオコールが投与されていなかった。

「公益財団法人日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業」より

昼の血糖測定をしていなかったが、定期のインスリンを打ってしまった。

「公益財団法人日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業」より

看護師がハマる与薬に関するインシデント死亡事例

看護師が他の患者に投与する降圧剤などを誤投与。患者はその後容体が急変し、死亡した。2,100万円の損害賠償を支払い、和解協議に至った。

産経新聞「誤投薬で患者死亡　光市、2100万円賠償で和解へ」より

看護師はなぜ誤薬インシデントが多いのか？

看護師の誤薬インシデントが多い理由：幅広い知識が必要だから

看護師に誤薬インシデントが多い理由は、幅広い知識が必要になるからです。

看護師は点滴、内服薬、外用薬など病気やケガに応じて様々な薬の取り扱いを行います。

さらに、効果から副作用、禁忌まで幅広い知識が必要になり、特殊な機械を使用したり、独自のルールが存在したりします。

所属する科によって、使用する薬剤も変わってくるため、異動や転職をした時には新たに覚える必要があります。

専門的な知識を求められるため、知識不足でインシデントをしてしまいます。

このように、幅広い知識が必要になるため、看護師に誤薬インシデントが多いのです。

看護師の誤薬インシデントが多い理由：薬の量が多い

看護師に誤薬インシデントが多い理由は、薬の量が多いからです。

看護師は点滴、内服薬、外用薬など病気やケガに応じて様々な薬の取り扱いを行います。さらに、患者さんによっては10種類以上の薬を服薬していることもよくあります。

薬の量が多いと、それだけ看護師は管理しないといけないため、インシデントをしてしまいます。

このように、薬の量が多いため、看護師に誤薬インシデントが多いのです。

看護師の誤薬インシデントが多い理由：薬の変更が日常茶飯事

看護師に誤薬インシデントが多い理由は、薬の変更が日常茶飯事だからです。

治療は薬をメインとしている患者さんが多いため、治療が変われば、薬自体が変わり、投与量が変わります。

薬が変わると、以下のような仕事をしなければなりません。

薬が変わったタイミングでのインシデントが増えます。

このように、薬の変更が日常茶飯事 であるため、看護師に誤薬インシデントが多いのです。

看護師の誤薬インシデントが多い理由：指示が細かい

看護師に誤薬インシデントが多い理由は、指示が細かいからです。

と指示が細かい薬剤も多いです。医師が指示を忘れていた場合には、確認をするのも看護師の仕事であるため、必要な知識も必要となります。

また、ミリグラム(㎎)～グラム(ｇ)まで細かい投与量であることが多く、投与量間違えなどのインシデントが起きやすいのです。

このように、指示が細かいため、看護師に誤薬インシデントが多いのです。

看護師の誤薬インシデントが多い理由：薬の管理が難しい患者さんが多い

看護師に誤薬インシデントが多い理由は、薬の管理が難しい患者さんが多いからです。

病院に入院している患者さんは、薬を自己管理できない患者さんも多くいます。

自己管理できない患者さんは、薬を自己中断してしまったり、薬を正しく飲むことができなかったりケースがほとんどです。そのため、看護師による薬の管理を必要とします。

ただ、薬の管理ができる患者さんでも飲み忘れていたり、薬を落としてしまったり…と失敗してしまうことがあります。どんな場合でも、看護師の責任となってしまいます。

このように、薬の管理が難しい患者さんが多いため、看護師に誤薬インシデントが多いのです。

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由

看護師が誤薬で辞めたい理由：患者さんの責任は自分の責任だから

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由は、患者さんの責任は自分の責任になるからです。

病院に入院している患者さんは、薬を自己管理できる患者さんも多くいます。

しかし、薬を飲む時に思いっきり飛ばしてしまい薬を落としてしまったり、飲み忘れていたり…と誤薬してしまうことがあります。どんな場合でも、看護師の責任となってしまいます。

と退院後にコンプライアンスが悪いことが原因だったとしても、退院する前に服薬指導が十分にできていない看護師のせいと注意を受けることもあります。

このように、何でもかんでも看護師の責任になるから、看護師が誤薬で辞めたいと感じるのです。

看護師が誤薬で辞めたい理由：状態が左右されやすい

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由は、薬によって患者さんの状態が左右されやすいからです。

薬は投与するだけで、良くもなり悪くもなり…患者さんの状態を左右します。

しかし、状態が左右されやすいため、誤薬のインシデントは取り返しのつかないミスに発展してしまいます。

このように、状態が左右されやすいから、看護師が誤薬で辞めたいと感じるのです。

看護師が誤薬で辞めたい理由：同じミスを繰り返してしまうから

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由は、同じミスを繰り返してしまうからです。

薬はミスしやすいから気をつけなきゃ…とどんなに気を付けていても、誤薬をしてしまうこともあります。

それは、疲労、確認不足、早く仕事をしなければならない焦りなどたくさんのことが影響してきます。

同じミスを繰り返してしまいやすいために、「また同じミスしちゃった…もう看護師として働く資格なんてない」と落ち込むのです。

ミスをしてしまう自分に歯がゆさを感じて、情けないと思ってしまいます。

このように、同じミスを繰り返してしまうから、看護師が誤薬で辞めたいと感じるのです。

看護師が誤薬で辞めたい理由：犯人探しをされて心苦しい

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由は、犯人探しをされて心苦しいからです。

看護師が誤薬をすると、犯人探しをされることがあります。

と粗さがしをしようとする看護師がいます。

以下の理由からその責任から逃れようと犯人探しをしてしまいます。

犯人探しをしてしまう看護師は、「ミスを発見できる＝仕事ができる」と思い込んでいるため、他のスタッフの粗さがしが得意で、ネチネチ嫌味を言ってきます。

犯人探しをしてしまう看護師の自己満足のために、あなたは心苦しい思いをしなければなりません。

このように、犯人探しをされて心苦しいから、看護師が誤薬で辞めたいと感じるのです。

看護師が誤薬で辞めたい理由：ミスが怖い

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由は、ミスが怖いからです。

状態が左右されやすいため、誤薬を絶対に起こしてはいけないとプレッシャーがあります。

そのため、以下のようにミスを恐れるようになります。

ミスが怖いと感じることで、誤薬を隠蔽してしまう可能性もあります。

「絶対に誤薬をしないようにしなきゃ…」と常にプレッシャーと戦いながら、仕事をしなければならないため、そのストレスから看護師を辞めてしまう人も少なくありません。

このように、ミスが怖いから、看護師が誤薬で辞めたいと感じるのです。

看護師が誤薬で辞めたい理由：仕事できないレッテルをはられる

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由は、仕事できないレッテルをはられるからです。

誤薬をしてしまうと、「薬に関する知識が不足している」と仕事をできないレッテルをはられてしまいます。

仕事ができないレッテルを貼られてしまうと、周りの視線が気になるようになります。

と周りの視線が過剰に気になるようになります。さらに、周りの目を気にしすぎて疲れしまうようになります。

「誤薬ミスをする＝仕事ができない」と考えているので、ミスをしたことで、自分の評価が下がってしまうと感じてしまうため、周りの視線が気になるのです。

このように、仕事できないレッテルをはられるため、看護師が誤薬で辞めたいと感じるのです。

看護師が誤薬を隠蔽するとどうなる？

看護師が誤薬を隠蔽すると、バレないパターンorバレるパターンに分けられます！

看護師が誤薬を隠蔽してバレないパターン

看護師が誤薬を隠蔽してバレたパターン

看護師がインシデントを隠蔽してしまった体験談とその後まで知りたい方は以下の記事をご覧ください！

看護師が誤薬で辞めたい・何度も誤薬を隠蔽してしまった時は転職がオススメ！

転職して職場が変われば、薬を扱うことは少なくなり、誤薬の失敗自体がなくなります！

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まとめ

いかがでしたか？

看護師が誤薬で辞めたいと感じる理由はこちらでした！